Ethereum(イーサリアム)とは?

通貨の機能に加え、開発プラットフォームとしての側面も兼ね備えており、スマートコントラクトを可能に



イーサリアムの概要


イーサリアムは、現在時価総額第2位のアルトコインです。


最大の特徴はブロックチェーン技術による通貨決済の機能だけでなく、取引内容の自動実行と記録(スマートコントラクト)を可能にしたことです。

また、イーサリアムは開発プラットフォームとしての側面も併せ持ち、イーサリアムのブロックチェーン上でアプリケーションを開発したり、スマートコントラクトを実装したりすることができます。


イーサリアムを基盤とした様々なプロジェクトが開発され、ICOTGEで数十億単位の資金調達を行うプロジェクトも続々と生まれています。


しかしながら、かつてICOプロジェクトの一つであったThe DAOのシステムが脆弱であったために資金が流出。第二のマウントゴックスと称されるこのThe DAOの対応をめぐり、20167月にハードフォークから分裂する形でイーサリアムクラシックが誕生しています。

将来的に承認方式を従来のPoWではなく、コインの保有率でマイニングのしやすさが変わるPoSに移行を予定しています。


イーサリアムの4つの開発ロードマップ

イーサリアムのロードマップは大きく分けて4つの開発段階に分けられています。

初期段階がFrontier (フロンティア)

第二段階がHomestead(ホームステッド)

第三段階がMetropolis (メトロポリス)

そして最終段階がSerenity (セレニティ)

という枠組みです。


第一ステップであるFrontier(フロンティア)は20157月の時点でリリースされています。

プラットフォームが問題なく作動するのかという懸念もありましたが、特に大きな問題が起こることなく第二ステップであるHomestead(ホームステッド)へと移行が開始されました。


イーサリアムはそもそも通貨としての利用を目的に開発されているわけではなく、いわゆるBlockchain Application Platformつまり、ブロックチェーンを用いたアプリケーションのプラットフォームとなることを目的として作られています。


第二ステップのHomestead(ホームステッド)では、イーサリアムのプラットフォームとしての実力はもちろん、イーサリアムが目指しているワールドコンピューターの概念が多くの外部に対して認知されるきっかけとなったと言えるでしょう。

ワールドコンピューターというのは、イーサリアム考案者であるVitalik Buterin(ヴィタリック・ブテリン)氏によって名付けられ、イーサリアムが目指す思想のことを指します。

どういうことかというと、コンピューターリソースの分散化を目指しており、つまり手数料を払うことで誰でもいつでも自由に計算能力を利用できるネットワークを構築するということが目的となっています。


そしてロードマップの第三ステップであるMetropolis(メトロポリス)は2段階に分けて、アップデートが行われており、それぞれByzantium(ビザンチウム)、Constantinople(コンスタンチノープル)と呼ばれています。

 

第三ステップであるメトロポリスのアップデートでは、スマートコントラクト機能の実装をより容易にするだけでなく、プライバシーやセキュリティーの強化も行われる予定とロードマップ上では説明されています。

 

第三ステップであるメトロポリスを2段階に分けたアップデートの内、ビザンチウムは201710月にすでに実行されており、残りのコンスタンチノープルはロードマップに則って実行されるならば、2018年中には終了するのではないかと言われています。


メトロポリスにおけるイーサリアムのアップデートはロードマップの中でも極めて重要だと言われています。

 

その理由として、上記のイーサリアムの概要でも触れている通り、イーサリアムは最終的に、既存のコンセンサスアルゴリズムであるPoW(プルーフオブワーク)からPoS(プルーフオブステーク)への移行を行う計画があります。

 

このコンセンサスアルゴリズムの変更を実行するために、テスティングも兼ねてメトロポリスの段階で行うと言われています。

イーサリアムの今後がとても楽しみですね。



これまでの主な動き

2013年 Vitalik Buterin(ヴィタリック・ブテリン)により構想の発表

2014年 ICOスタート

20157月 第一ステップである「Frontier」がリリース

20163月 第二ステップである「Homestead」がリリース。サービスの実用化

20166月 第二のマウントゴックスとも称される「The DAO」に対応する形で、ハードフォークを実施

201710月 セキュリティ強化された第三ステップである「Metropolis」がリリース

時期未定:アップグレード第四ステップの「Serenity」がリリース。PoSへの完全な移行


イーサリアム公式サイト:https://www.ethereum.org/

公式ツイッター:https://twitter.com/ethereum

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